気持ちの才能

自分には好きな言葉があって、

『努力は夢中には勝てない』

読んで字の如く、

どんなに努力しても、夢中になってやってる人には勝てないよ、という言葉。

本当にそうだよなぁって思う。

スポーツにしても、音楽にしても、

練習しなきゃって思ってやってる人よりも、

ご飯を食べることも忘れて、

寝る時間も惜しいと思うくらい夢中になって取り組んでる人にはやっぱり勝てないよね。

夢中になれるって、一つの才能だと思う。

人を好きになることと一緒で、

夢中になろうって思って自分の意思で夢中になれるものじゃないですもんね。

自分はいつも何か新しいことを始めたとき、

そのことに自分は才能があるのかどうか判断する基準は、

上達具合とかではなくて、

夢中になって取り組めていたら才能がある、

夢中になれていなかったら才能がないって思ってる。

少し前に、弾き語りができるようになりたいって言う友達にギターを教えたことがあって、

しばらくしてその友達が『全然ギターが上手くならないんだけど才能ないのかなぁ?』って言うから、

どんくらい家でギター触ってるの?って聞いたら、

スマホのゲームやったり、アニメ見たりしてる合間の時間にギターやってるって言うので、

あー、じゃあもしかしたら才能ないかもね、と答えてお互い笑い合ったことがあったのですが、

自分がギターを始めたときって、

もうギターに触ることが楽しくて楽しくて、

学校の授業中もずっとギターの教則本読んでたし、

家にいる時は、

ご飯とお風呂とトイレのとき以外はずっとギター抱えてた。

ギター抱えながら寝てた時もあったなぁ。笑

自分もギター始めたばかりの時は全然上達しなかったし、

なんなら今でもめっちゃ下手くそだけど、

楽しくて夢中にだけは、なれていたので、

自分にはギターの才能があったと思ってる。

一度、とある芸能人の方にお仕事でドラムレッスンをさせて頂いたことがあるのですが、

その方は、ものすごく上達スピードが速くて、

レッスンの度にドラムや練習に対しての質問を考えてきて下さったり、

『最近、音楽を聴いてるとドラムにしか耳がいかないんですよ!』と毎回笑顔で楽しそうにお話しして下さったりで、

なるほど、これは上達スピードが速いわけだ、と感心していました。

大谷翔平選手も、

『野球が楽しくて仕方がない!』

『24時間すべての時間を野球のことに使いたい!』とインタビューで話していたし、

先日、テレビ番組の「ワイドなショー」で、56歳にして海外リーグに移籍するサッカーの三浦知良選手がインタビューされていましたが、

なぜそんなに挑戦できるんですか?という質問に、

『肉体は衰えていくけど思いや意欲は年々増している!』

『まだまだ試合に出たいしサッカーで成功したい!』

と答えていて、

ホントにしびれたなぁ、感動した。

やっぱり夢中になれるって、

大きな大きな武器であり才能だなぁって改めて思いました。

そうじ|Official Website

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