編曲
来月の5月6日にシンガーソングライターとしての3rd Singleをリリースすることが決まりました。
タイトルは『声しるべ』です。
どんなに逢いたくても、
もう二度と逢うことのできない『大切な人の声』というのをテーマに作った楽曲です。
今日はそんな楽曲リリースに関しまして、
『編曲(アレンジ)』についてのお話。
多分、音楽をやっていない方々からすると、
編曲って何?
作曲とどう違うの?
って思う人も沢山いらっしゃると思うのですが、
ものすごくザックリと簡単に説明すると、
作曲はメロディーを作ることです。
楽器を使わなくても、
鼻歌だろうが口笛だろうが、
主旋律のメロディーを考えた人が『作曲者』となります。
自分も含め大体のシンガーソングライターの人は、
曲を作るときはコード進行まで作って弾き語りができる形まで仕上げるのが一般的ですが、
一応、メロディーさえ作ればクレジットの作曲者のところに名前が載ります。
では編曲はどういった作業かというと、
こちらもザックリと言うと、
メロディー以外(ボーカルが歌うところじゃない部分)を作ることです。
楽曲のテンポやリズムを決めて、
なんの楽器を使うのか、
そしてその使用する各楽器の音色や弾くフレーズを考えて、
(イントロや間奏で入ってくるメロディーを考えるのも編曲作業です)
一つの楽曲作品として聴ける状態まで作り上げることが編曲(アレンジ)で、
編曲を手掛ける人のことを『アレンジャー』と呼んだりもします。
そんな編曲作業を自分の作品では、
1st Singleの『のっぺらぼう』からずっとsucolaのyopecoさんにやって頂いてます。
今回リリースする3rd Singleの『声しるべ』でも編曲して頂きました。
いつも本当にありがとうございます。
わたくし、そうじの楽曲は彼の素晴らしい編曲があってこそなのです。
自分は『編曲』というものを『服』のように考えています。
作曲して出来上がった曲はまだ丸裸なんです。
裸のままじゃ外や人前には出れませんよね?
なので出来上がった楽曲が人前に出れるようアレンジャーさんに服を着させて頂いてるという感覚です。
そしてその服も、
デニムパンツにTシャツというカジュアルな格好なのか、
スーツにネクタイを合わせたフォーマルな格好なのか。
ブーツにするのかスニーカーにするのか。
腕時計や帽子は身に着けるのか。
どんな装いで人前に出て行くのかを考えてくれるのがアレンジャーさんです。
だからアレンジャーさんってすごいんです。
歌も作詞作曲もアレンジも全部一人でやってしまうミュージシャンの方もいらっしゃいますが、
基本的に、
僕らシンガーソングライターのようなバンドじゃなくて一人で活動しているミュージシャンは、
アレンジャーさんがいるから外の世界に出れるのです。
ちなみに自分のこの考え方でいくと、
あいみょんさんや藤井風さんのように楽器一つだけの弾き語りだけで大規模ライブやアルバムリリースをしてしまうのは、
もうヌード写真集を出している感覚です笑
これはこれでまた別の、
服なんて着なくても己の肉体美だけで勝負している凄さとカッコ良さがありますが、
そんなお二人でもそれだけで勝負しているわけではなく、
もし、あいみょんさんと藤井風さんが今までリリースした楽曲たちに誰もアレンジャーさんがついていなかったとしたら、
もしかしたら今とはまた違った形のアーティスト人生になっていた可能性もあるのではないでしょうか。
それくらい、アレンジャーさんがアーティストの作品に及ぼす影響は大きいと自分は思っています。
0から1を生み出すのがアーティストの役割で、
その1を50にも100にも大きくしてくれるのがアレンジャーさんです。
ちなみのちなみに、
今回、自分がリリースする楽曲『声しるべ』は、
普段、Tシャツで行動する自分が、
お洒落なジャケットを一枚、着させて頂いた感覚です。
なので、
新しい雰囲気な『そうじ』をお見せ(お聴かせ)できるかと思うので、
どうかリリースされたら、
歌や歌詞だけじゃなく、バックの音や演奏にも注目して頂けたら幸いです。
今作品はsucolaのyopecoさんに加えて、
MURAバんく。などで活躍する小田智之さんにもピアノでご参加頂きました。
歌録り、Mixは吉田優示さんです。
本当に沢山の方々のお力添えの元で自分はシンガーソングライターとして活動できておりますので、
日々、心から感謝しております。
どうもありがとうございます。
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